筋肉の疲労と痛み
痛みやしびれを改善するには
結論から言いますと病院で検査して、病気や骨の異常等で痛みやしびれが出ている場合は除いて、筋肉が原因と思われる時はとにかく
血行を良くすることです。
硬くなった筋肉の血行がよくなり筋肉が柔らかくなれば症状は改善します。
まず思いつくのは、もみほぐしでしょうか?ストレッチ、温める、体操など効果はあると思います。ただし、注意点があります。
もみほぐしの注意点
ひどい肩こりや腰の痛みでもみほぐしに行くと大抵は強い力で揉まれる事が多いと思います。これはその時は気持ちよくても、筋肉を傷めてしまい、後で余計痛くなります。
そしてその後さらに筋肉は硬くなります。その繰り返しでどんどん硬くなり、背中に鉄板が入っているのでは?と思う人までいます。
もみほぐしがいけない訳ではなくあくまでも「強もみ」がダメなんです。
強もみにはご注意下さい。
ストレッチの注意点
ストレッチは筋肉を伸縮させて血行を改善する効果があります。ただし、やり方を間違えている人がとても多いです。
やり方を間違えると逆効果になりますので注意してください。
みなさんは反動をつけて勢いよくグイグイ筋肉を引っ張る事をしていませんか?
筋肉には、勢いよく伸ばされると切れてしまわないように縮むという機能があります。
筋肉自身が自分を守る機能なのですが、この機能が働くほど急激に引っ張ってはダメなんです。
筋肉が無理せず伸びるところまでゆっくり伸ばし、そこで止めて深呼吸。
息を吐くときに筋肉の力をフワッと抜きます。ゆっくり伸ばすのがコツです。
血行不良が痛みやしびれの原因
筋肉は疲労すると硬くなり血行が悪くなります。血行不良が長く続くと筋肉に疲労物質が溜まってしまいさらに硬くなります。硬くなった筋肉は血管を圧迫して…の繰り返しで
筋肉はさらに硬くなります。
筋肉は血行が悪くなってくると脳に何らかの方法でお知らせを出します。「酸素や栄養が足りないからなんとかしてくれ~」って感じです。で、そのお知らせの方法が「痛み」や「しびれ」です。
イメージですが、下の画像の<痛み>と書いたあたりの硬さになると脳へ「おしらせ」を出します。
緑色の線であらわした筋肉は柔らかいので多少硬くなっても痛くなりません。
青色の線であらわした筋肉はもともと硬いのでちょっと頑張ると<痛み>を超えて痛みを出し始めますが、メンテナンスをすると改善します。
オレンジ色であらわした筋肉はもっと硬いのでいつも痛みがあります。時々楽になる事もありますが、痛いときの方が多いといった具合です。
みなさんに目指して欲しいのは、緑色の線であらわした柔らかい筋肉です。青色の線であらわした筋肉のままでは痛みがおさまっても、ちょっとした事でまた痛くなってしまいます。
鶴亀接骨院では、その場限りではないやわらかい筋肉になって頂けるよう根本的なお身体の改善を目指しています。お困りの方はぜひご相談ください。
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そうだ、ひとつ書き忘れていました。
皮膚の血行が悪くなると「しびれ」の症状。筋肉の血行が悪くなると「痛み」の症状が出ます。冷えなども血行不良の原因になりますのでご注意ください。