手当てのちから 癒し編【佐久市 鶴亀接骨院】

エッセイ

「手当て」の最大の効果は癒しである。

癒しのタッチ

ゆっくりと撫でられると心が落ち着きリラックスしますね。特に顔や前腕を優しく撫でられるとリラックスします。マッサージのように直接的に人に触れられると自律神経やホルモンバランスを回復させる力、つまり自然治癒力を高める効果があるのです。さらに自分でマッサージするよりも他人にやってもらった方が効果が高いこともわかっています。ゆっくりとした速度でのマッサージはこころとからだのメンテナンスにはとても良いですね。よくネコなどがリラックスしているときに前肢を舐めて、さらに顔や頭を撫でていますがこれはセルフマッサージなのでしょう。

気持ちよさとは

肌ざわりの気持ちよさを決めるのは、触れた物の「やわらかさ」と「なめらかさ」と「さわる速さ」だと言われています。「やわらかさ」と「なめらかさ」は説明するまでもないでしょう。では、「さわる速さ」つまりスピードはどのように関係しているのでしょうか?

触覚線維

Aベータ線維

すこし難しいはなしになりますが、触れた物の表面の状態を識別する神経線維をAベータ線維と言います。Aベータ線維は太い神経で、触れるスピードが速いほど興奮しその速さを脳に伝えています。

C触覚線維

C感覚線維は、毛根に巻き付いて、毛の振動を感知している神経繊維です。1秒間に5cm程度の速度で触れた時に最も興奮しそれ以上でも以下でも興奮しなくなるという特徴があります。さらに神経線維が細く情報が脳にゆっくり届きます。呼吸や血圧、自律神経、情動、意思決定などにかかわる脳の広い部分に届く神経線維です。特に顔と前腕に多く存在しています。

触れるスピード

マッサージなどでは皮膚感覚が刺激されますが、心身の癒し効果をもたらすときに重要になるのがC触覚線維です。C触覚線維が感知できる、1秒間に5cm程度のゆっくりした速度で触れた時にもっともリラックス効果が得られることがわかったのです。逆に1秒間に20cmの速度で触れた場合は交感神経が優位になり覚醒することもわかっています。触れる速度で元気になったりリラックスしたりするのです。

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