循環の生理学5:Day10 <生理学教室58days>

生理学教室58days

第10日目。循環の生理学最終日です。

循環の生理学 5

  • 脳、心臓のような高代謝の重要臓器の血流調整は、組織代謝産物による自己または局所調節が重要であり、皮膚では神経性調節が主体である。
  • 運動、闘争や全身の血圧低下で、交感神経の活動が亢進して、心筋 (β1-アドレナリン) 収縮他臓器の血管(α-アドレナリン)収縮して血圧を上げるが、冠状動脈 (β2) 拡張して血流を増やし心臓の働きを応援する。骨格筋の血管(β2) もまた拡張して血流を増やす。合目的に働く。
  • 静脈還流量増加すると、1回心拍出量が増加するのをスターリングの心臓の法則という。
  • 下肢からの静脈は、静脈弁筋肉ポンプ作用呼吸ポンプ作用により 心臓へ戻る。
  • 脳細胞のエネルギー源はグルコースである。
  • 体温上昇皮膚の血管の動静脈吻合が開通し、大量の血液が皮膚に流入してを放散する。体温 視床下部の体温調節中枢
  • 脈絡叢でつくられ、くも膜下腔に吸収される脳脊髄液は、脳内圧を 一定にし、また脳神経への衝撃を和らげたり脳細胞外液の排出路となる。
  • 血液-脳関門は脳内への有毒物質の侵入を防ぎ、脳脊髄液の組成を一定範囲に維持する。そのため脳毛細血管では、内皮細胞間は密着結合で、基底膜は連続しており、星状膠細胞の足突起が神経細胞との物質交換を仲介する。

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